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ど根性百合

 どうにか台風10号は仙台への針路を少しそれてくれて、風速50メートルの恐怖をあんまりテレビが報じていたものだから、ベランダの細々としたものから大きな植木鉢までも飛ばないように片づけた働きは無駄になってしまったけれど、それこそ幸いというべきなのだと、岩手の激しい爪痕の報道を見るにつけ思わずにいられない。
 今回の台風の被害に遭われた方とその地方に心からお見舞いを申し上げます。まだまだ台風は発生している模様なので、どちらの方もご油断めさるな。

 

 いつも散歩しているところの、アスファルトの隙間のわずかな土になにやら百合のような植物がはえていると、気になっていたのだけど、ついにそれが咲いていた。
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 そして、近くのマンションの植栽のところどころにやはり百合が。
 これはその中でもすごい花が沢山咲いているもの。
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球根を植えたのかどうか知るところではないが、これはどう考えても植えている感じではないものも目にする。
 百合って球根で増えるものじゃないの?
 どうやら、花が咲いてからそのままにしておくと、球根は出来ずに種ができて、それが飛んで増えていくことができるらしい。

人間が球根を植えて増えていくことを待っているだけでは植物の増えていくという本能のようなものに反するとは思っていたんだけど、特にこの頃、鉄砲百合と高砂百合の雑種、新鉄砲百合というのが種で勝手にその辺で増えているらしい。
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theme : ■お花が好き♪
genre : 趣味・実用

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蓮と睡蓮の話

 友達からうちの睡蓮が咲きそうだから、見に来てね、とのお誘いを受けた。
 
 ところが、どうしても出かける予定やらなんやらで、互いの日程を合せて遊びに行くことは無理のようなのだ。
しかも、訊いてみると、睡蓮は意外に寝坊でしかも午後にはしぼんでしまうらしいのだ。
 だったら、留守宅のお庭に朝の散歩がてら、マリオ君と忍び込んで見せて頂く他はない。。。もちろん、忍んでとはいえ、お邪魔する許可は頂いて写真を撮って来ることに成功した。
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 その咲く時間のことから、蓮というのは夜明けに咲くとかいうじゃない?あれとは違うの?と訊いてみたりして、自分には睡蓮(すいれん)、と蓮(はす)の明確な違いを認識できていないということに気がついた。
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 蓮はいわゆるれんこんが出来るもので、睡蓮には温帯のものと熱帯のものがあることなどが調べるうちにわかった。友達も海外で見た睡蓮は熱帯のものだったらしくとても派手で美しいもので、うちの穏やかな花色とは全然違うという話だった。

 蓮と睡蓮の見分けはなによりも葉っぱの違いで、睡蓮の葉には切れ込みがある。蓮には切れ目はなくしかも水をはじく性質があるから、傘の代りやハス酒を象鼻杯として茎を通してお酒を飲むのに使ったりできるわけなのだ。
 そして、花の茎が水面より高く立ち上がるのが蓮で、睡蓮は水面に浮かぶようなイメージだ。モネの絵に描かれているのが睡蓮。
 午後にお邪魔したら、もうしぼんでいた。
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 花は睡蓮が3日、蓮は4日くらい咲くらしいのだけど蕾が沢山有ればずっと咲いている印象らしい。しかし、友達の小さな水盤の睡蓮が咲いているという幸運に巡りあえたのは、結構大きな幸運。

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薔薇なら紅いバラ

 昔むかし大好きだった歌手はアダモ。
 彼の作った美しい曲の数々には恋人に捧げるのは紅い薔薇と相場は決まっていた。

 で、恋人に紅いバラをもらったことが一度もなかった姫はダーリンにリクエストして、たぶん、生涯一度だけ紅い薔薇の花束をプレゼントしてもらった。
・・・それは、ひとり娘が誕生した日のことだった。


 というわけで、紅い薔薇には特別の思い入れがある姫なのだけど、なにやら実家に行ったら、今まで見たことのない薔薇が美しく咲いているではありませんか。
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 実は、実家の父は大変な花好きで、庭には嫌になるほどの植物の鉢があったのだけど、菊に凝ったり、アマリリスを咲かせたり、君子蘭の立派な鉢が幾つもあったりしたけど、肥料にお金をかけたり、適切な剪定をしたりすることは、今にして思えば、あまり得意ではなかったような気がする。

 それら、ガラクタのような庭の植物を一掃した母は自分の好きなように、裏庭は主に食べられるものを作る畑にして、ミニトマトやサンチュを植え、ローリエの樹の葉は収穫しては人にあげ、鉢植えにはどこかからもらってきた薔薇の枝を挿し木して瞬く間に増やして、そういえば、置き肥の玉肥が買ってあったはずと置いてみたらば、見事な姫好みの真紅の薔薇が咲き誇っていたのでした。
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 一泊で出かけるから、庭の薔薇を持って行ってと母にもらった花はまだ咲き始めであまり大きくないと思いながら飾ったら、
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散り際にはものすごく大きくボリューミーに開花して、その力強さに驚いた。
 




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 で、こちらは東北大に咲く薔薇。
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何故か朝の散歩の時だけ、良い香りがする。

 で、こちらは
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本当はもっと手をかけてあげたら美しく咲くだろうにと残念に思っている、トラストタワーの裏手にある西洋シャクナゲの花。

theme : バラが好き!
genre : 趣味・実用

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ナツメとシダーローズ

 犬友のりりこちゃんのママがうちの子はなつめが大好きで、今日もあちらの中庭で食べ放題してきたわ、とおっしゃる。
 へ?なつめ?
 そんなの見たことも聞いたことも、ましてや食べたことなんてまったくない。

 今なら沢山落ちているわよ、と言われても、それがどんな樹なのか、どんな実なのかまったくわからないから、探しようがない。一応ネットで情報を収集してみたら、味は林檎のようで実はりんごより糖度が高いという。カタチも一応検索して、いわれた方へマリオ君と出かけてみる。
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これかしら?
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よくみれば、道端に沢山落ちている。
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どんな樹かしらと上を見上げれば、
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沢山生っているじゃぁありませんか。
 しばらくすると、しわしわに干しけるらしい。それを漢方薬として古来使っているんだとか、ちっとも知りませんで。
 こちら、ちょっとしわしわになったのと、右下のはメタセコイアぼっくり。
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 ところで、東北大の中を歩いていたら、珍しい松ぼっくりをみつけました。
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 ふつうの松ぼっくりに比べて平たくて、なんだか薔薇の花みたいで素敵!
どんな松の木にはえているのだろうと、しばし探してもよくわからないので、またもネットで検索してみたら、どうやら「シダー・ローズ」というらしい。
 しかも松になっているのではなく、アラスカ杉の杉ぼっくり!?
・・・と、思ったらアラスカ杉は杉と名付けられていても松の一種らしいので、これも松ぼっくりなんだとか。                  
 アラスカ杉とはこんないかにも杉という感じの
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樹です。
 その樹の下に今の季節落ちている毛虫のような細長いのが雄花で、そればかり落ちているのが雄の樹だと思われるけれど、実は雌雄同木なので、いわゆる松ぼっくりも同じ樹に生えるのだけど、樹齢が古く大きな樹にならないと出来ないらしいのです。
 
 それで、堂々とした大きなアラスカ杉を探し回って、その下を探してみると、あるわ、あるわ。
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 こんなに拾ってどうするのかというと、今年のクリスマス用のリースを作ってみようかな、なんて思ったりして、今いそいそと必要なものを集めたりしているところです。
  

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レモン哀歌

 日本列島が雨で大変です。
 今朝は仙台がものすごいことになっていると、全国ニュースやワイドショーで言うものだから、フランス旅行のツアーの時に知り合った北海道のお嬢さんから心配するメールを頂きました。
 親切だった添乗員さんからは姫のブログを読んで下さった感想を頂いたり、いまだ楽しかったフランス旅行の思い出に浸っている姫ですが、
 姫のところは大丈夫でしたが、娘に縁のある栃木や友人の実家茨城など、恐ろしい目に遭った方も多数いらっしゃるようで、お見舞い申し上げます。早く普通の生活ができますように。


 

 お話変わって、7月2日の記事に書いていたベランダのレモンですが、その後どうなったかお伝えしなくては。
 
 パリで泊まったホテルから近くの駅までの間に、閉店となったカフェのようなものがあったのです。その店先にはプランターが幾つかあって規則正しく色々な観葉の植物が並んで生えていて、それがすっかり水枯れで悲しい姿になっていたのです。
 この店のオーナーは植物の事なんか考える暇なく去って行ったのね~と可哀想に思いながら、うちの植物は、ベランダのゆずとレモンはどうしているのだろうかと、ずっと旅行の間中気にしていました。

 そりゃあね、いくら暑い日があるといっても、仙台の梅雨は明けていなかったわけだし、給水当番なる水を吸い上げるシステムのようなものも気休めに設置してあげたし、行く前にはたっぷりお水もあげていったのですよ~しかし姫のいない仙台では猛暑が続き、いちばん心配していたレモンがとんでもない姿になっていた以外は全く大丈夫でした。
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ハイビスカスは葉が黄色くなっていたけれど、
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こういう状況はこれまで何度も経験があるし、暖かな部屋に移しただけで、そうなるハイビスカスだから、まもなく復活するであろうし、なんの心配もないけれど、レモンはなんといっても実が生っていたのだから、これから葉っぱがなくて栄養はどうやって送って大きくすることができるのでしょう!?
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 以前より少しは大きくなっているとはいえ、まだまだ小さい実がそれでも4つほどは生っていたものの、
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いつしかひとつ落ち、ふたつ落ち、最後のひとつがそれでもしばらくは生っていました。(この写真では結構大きく見えるけど、実はとっても小さいの)
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 葉っぱは青かったものまで水を吸って安心したものか次々落葉して、それでも新しい葉が出てきました。
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 しかし、ついに最後のレモンも落っこちてしまいました。。。
なんということでしょう、よりによって姫のいない夏に実ってしまったレモン。。。
 
 姫の夢は自家製のレモンでレモンティーを飲むことでしたから、どうしてもあきらめきれなくて、ちいちゃなちいちゃなレモンを浮かべてかすかな香りを愛おしむように味わいました。
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 またいつか、姫のベランダで大きくなってね、レモンちゃん。
                          

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